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ストーリー攻略5 TOP ストーリー攻略 ストーリー攻略5 [#mb88c5fd] 天使界 [#gbadc708] アユルダーマ島 [#z779c107] 採集 [#b4a4b208] 出現モンスター [#rbcb80b0] ダーマ神殿 [#ca2a6222] ダーマの塔 [#e2671a9f] 宝箱 [#t5a53ca4] 出現モンスター [#ud19e0b1] BOSS [#w8ea5c05] ダーマ神殿 [#bb91b17a] クエスト [#rf435640] ツォの浜 [#kb7bbc35] 海辺の洞くつ [#gfa8437a] 宝箱 [#lf260797] 出現モンスター [#wb3e1840] ひみつのいわば [#dd3d32af] BOSS [#q098c93c] ツォの浜 [#kdb3cbf7] クエスト [#j9adc7f1] pgid へ戻る 天使界 とうげの道でサンディに「はい」と答えると天使界へ。 天使界では、また赤宝箱を開ける事ができるので忘れずに(命のきのみ等) 世界樹の元へ。 夢を見て目覚め、ルーラを習得。 天の箱舟に乗り込み、青い木のところに降りる。 アユルダーマ島 天の箱舟から下りたら、島の北にあるダーマ神殿へ。 今まで行ったことのある町へは、覚えたルーラで行くことができる。 リッカの宿屋にロクサーヌが現れて、Wi-Fiショッピングが出来るようになる。 これ以降、女神の果実を7つ集めるまでは、ある程度好きな順番で攻略することが可能。ただし、新しい場所に行くためには攻略を後回しできない場所もある。 採集 これらはダーマ神殿で入手できる錬金レシピに必要な素材。レシピを入手したら作ってみよう。 場 所 取れるアイテム 取れる数 再POP間隔 北西部 ようがんのカケラ 南部 まりょくの土 南東部 てっこうせき ツォの浜プライベートビーチ側 赤いサンゴ 出現モンスター アローインプ かまいたち くさった死体 スライム(合体) スライムタワー スライムナイト ドラキーマ ドロヌーバ ひとつめピエロ まじゅつし マンドリル ダーマ神殿 大神官がいないという話を聞く。 この時点では、まだ転職はできない。 宿屋の前にいる男、酒場にいるメイドから大神官が光る果実を食べた話を聞く。 大臣から大神官を探すように頼まれ、しぐさ「おじぎ」を教わる。 本棚のレシピ:はがねの武器大全、はがねの防具大全 ベクセリアやダーマ神殿で販売されている「鉄」装備を錬金して、より性能の高い「鋼」装備が入手できる。上記の通り、関連素材はすべてこの島で採集できる。なぞの黒騎士が落としたてつのこてなどを錬金して強化してみよう。 外に出て東へ進み、ダーマの塔へ。 ダーマの塔 しぐさに「おじぎ」を登録して、鍵がかかっている扉の前で「おじぎ」をして扉を開ける。 敵が強いと感じたら装備を揃えたりレベルを上げよう。 なお、ここから先のダンジョンの青い宝箱はトラップモンスターの可能性があるので、開ける際はくれぐれも注意。 塔7Fで、石碑の奥の北の道に進み、瞑想の間へと入る。 BOSS魔神ジャダーマと戦闘。 倒した後、1つめの女神の果実を手に入れる。 ダーマ神殿に戻る。 宝箱 ちいさなメダル てっこうせき 1200ゴールド てつのこて まほうのせいすい ちいさなメダル 青い宝箱(ひとくいばこの場合があるので注意) 出現モンスター スライム(合体) スライムタワー スライムナイト くさった死体 マージマタンゴ ひとつめピエロ ドラキーマ さまようよろい ホイミスライム(仲間呼び) ひとくいばこ(宝箱) BOSS 名前 魔神ジャダーマ 分類 ???系 パラメータ HP 796 MP 無限 攻撃力 80 守備力 78 すばやさ 56 攻撃方法 1〜2回行動 ・通常攻撃 誰か1人がダメージを受ける ・いなずま 全員が雷・爆発属性のダメージを受ける(回避不可能) ・バギ 全員が風属性のダメージを受ける(回避不可能) ・スカラ 自身の守備力を1段階上昇させる ・マホトラ 誰か1人からMPを6奪い、自身のものにする EXP 2904 ゴールド 780G お宝(100%入手) ようがんのカケラ 攻略目安 Lv14 弱点属性 土、光(125%) 耐性属性 風、闇(50%) <解説、攻略法> 1回行動と2回行動を交互に行ってくる。2回行動でHPを減らされても、殺されないように回復しながら攻撃する事。 2種類の全体攻撃を使用してくるので、手遅れにならないよう回復はこまめに。必要なら主人公もホイミで回復に回ろう。 バギは暴走する事もあるが、まふうじのつえで呪文を封じてしまえば、通常攻撃か稲妻しか使ってこなくなるので対処が簡単になる。 スカラで守備力を上げつつ、ルカニで相手の守りを奪い攻撃しよう。 なお、稲妻のダメージはツォの浜で売っているゴームのてぶくろ・ながぐつで軽減できるので、先にツォの浜に立ち寄っておくのも手。 そちらのイベントを進めなくても、店は利用できる。 ダーマ神殿 大神官が戻っている。この時点より転職ができるようになる。クエストも受けられるようになる。 転職したい職業があれば転職しても良いが、レベルが下がってしまう点に注意。あわてずそのままでも問題ない。 上級職への転職はそれぞれの該当クエストをクリアする必要がある。 神殿から南へ進んでツォの浜へ。 クエスト 095 杖の妖精(魔法使いLv15以上必須) 096 妖精のねがい(魔法使いLv40以上、クエスト095クリア必須) 097 ハオチュンの試練(武闘家Lv15以上必須) 098 武闘家のきわみ(武闘家Lv40以上、クエスト097クリア必須) 101 芸人パノンの大特訓(旅芸人Lv15以上必須) 102 一流芸人への道(旅芸人Lv40以上、クエスト101クリア必須) 103 バトルマスターの心得(クリアするとバトルマスターに転職可) 109 フォースイメージ(クリアすると魔法戦士に転職可) 110 スカリオさまのフォース道(魔法戦士Lv15以上必須) 111 フォース愛よ!永遠に!(魔法戦士Lv40以上、クエスト110クリア必須) ツォの浜 村に入ると浜辺に村人が集まっている。 オリガの祈りが終わった後、彼女に話しかけると夜に来てほしいと言われる。オリガの家は、浜の東の小さな家。 夜になってから(宿屋で休むと早い)、オリガの家を訪れると、村長からの呼び出しがある。 西にある村長の家へ行く。 本棚のレシピ:ステキなかみかざり、カメのレシピ集 夜が明けると村長とオリガがいなくなっている。 村長の家の裏にいるトトに話しかけ、プライベートビーチへの門を開けてもらう。 道なりに西に進んで海辺の洞くつへ。 海辺の洞くつ 洞くつを抜けて、ひみつのいわばへ。 ここで出現するガマキャノンから入手できるガマのあぶらは、ヘパイトスのひだねの錬金素材。(エラフィタ周辺で出現するデンデンがえるからも低確率で入手できる)鉄装備を錬金して鋼装備を入手していれば、更にそのひだねとてっこうせきとで錬金して「玉鋼」装備が入手できる(正式なレシピ入手はしばらく先)。ただし、少し後に訪れるサンマロウ辺りまで行けば更に性能の高い装備やその錬金素材が入手できる種類もあるので、各種装備のページを確認し検討して欲しい。 (グリーブ(足)辺りは終盤まで使えると思う) 宝箱 ふしぎなきのみ てつのひざあて あおのグローブ ちいさなメダル 1500ゴールド すばやさのたね ブルージーンズ 出現モンスター ドロヌーバ キメラ ニードルオクト ガマキャノン ぐんたいガニ かいぞくウーパー しびれくらげ ひみつのいわば 立て札「ツォの浜 村長 プライベートビーチ !関係者以外 立ち入り禁止! 奥にいるオリガと村長の会話を聞く。会話後にイベント発生。 BOSSぬしさまと戦闘。 戦闘後、イベント発生。2つ目の女神の果実を手に入れる。 ツォの浜に戻る。 BOSS 名前 ぬしさま 分類 みず系 パラメータ HP 1200 MP 32 攻撃力 110 守備力 90 すばやさ 36 攻撃方法 1回行動 ・通常攻撃 誰か1人がダメージを受ける ・つなみ 全員が無属性のダメージを受ける(回避不可能) ・なぎはらい 全員がダメージを受ける(ダメージは先頭の味方ほど大きい) EXP 4134 ゴールド 960G お宝(100%入手) 緑のコケ 攻略目安 Lv18 弱点属性 雷(125%) 耐性属性 なし <解説、攻略法> 通常攻撃は、装備をきちんと整えていれば怖くない。 敵の素早さは低いので、全員の直接攻撃によるコンボで大ダメージを与えていくのがお勧め。 津波は全員が30前後のダメージを受ける大技。運悪くこれを連発されると立て直すのが難しくなるので、各自回復アイテムを持たせておくと安心。 ルカニは効きにくい上に、雷属性が弱点ではあるもののイオでは威力が弱い。直接攻撃やヒャダルコなどで地道にダメージを与えていこう。 勝てないようなら、レベルを上げたり強めの装備品を手に入れてみよう。錬金もうまく活用するといい。 ツォの浜 ツォの浜に戻り、夜が明ける。 クエスト012が受けられるようになる。 ただ、この時点の手持ち装備ではクリアできない場合が多い。先に東の大陸へと渡り、もっと高価なスーツやドレス、プラチナ系の装備などを入手してから再チャレンジしてみよう。 船に乗り、東の大陸へ。 クエスト 012 上品ファッションで決めろ pgid へ続く
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アサシン(あさしん) 概要 ヴェスペリアに登場したスキル。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク ネタ 被リンクページ ヴェスペリア 攻撃スキルの一種。人型の敵に対して与えるダメージが上昇し、受けるダメージが減少する。 ユーリがコロッサスから修得できる。 分類 攻撃 LP 100 効果 人型の敵に対して与ダメージが上昇、被ダメージ減少 修得者 ユーリ 備考 - 修得者 修得方法 ユーリ コロッサス ▲ 関連リンク 同名のモンスター ネタ 被リンクページ + 被リンクページ スキル:付加効果(TOG) スキル:攻撃(TOV) 武器:コロッサス 装飾品:アンクレット(TOG) 装飾品:エルブンマント 装飾品:マフラー(TOG) 装飾品:マント(TOG) 防具:ミスティアンクレット ▲
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アサシン (クラスチェンジ前:アーチャー) 特徴 勢力・グランドガード側の物理火力型の後衛種です。 クラスチェンジ後のバックアタックはかなりのダメージを与えます。 PS関連 クイックショット系で、相手の白怒りを消します。(敵が強くなればなるほど重要) 獣種族(鷲/グリフォン リザード/ドレイク)に口笛系をしましょう 敵の獣属性にトラッキング、倒すのに時間がかかる敵には、トラップ・煙幕系をするといいでしょう バックアタックはタイミング良く、相手の怒りにも気をつけてしましょう おすすめのショップ、ドロップアクション 黒帯(命中強化) パワーグローブ(攻撃強化) おにぎり(若干魔法力があるため) ハイド系&バックアタック系考察 1-1 ハイド系をすると、敵に見つからないこともあります(ほんの少し) 1-2 ハイド系とライド系、カバー系はどちらか新しい片方が上書きされ、もう一方の効果は無くなります 1-3 なので、使うときは十分に注意しないといけません 1-4 行動すると、ハイド系は消えます 2-1 ハイド系をして、バックアタック系の攻撃をすることができます 2-2 バックアタックは一気に敵の怒りを高めるため、注意が必要です 2-3 また、ハイド系をしてからではないと、バックアタック系の本当の強さが出ません 2-4 敵の行動により見つかってしまうことがあるので、攻撃タイミングには十分注意 3-1 状態調整時にハイド系をして敵からの攻撃を避けることができることもあります 3-2 ただし、あくまでも行動力が上限近くまであるときに使うことをお勧めします 3-3 カバー系やライド系がかかっている時もやめた方がいいです 3-4 運が良ければ、そのまま次の敵にバックアタック系をすることができます まとめ:状況を見極めて使えば、便利なものになる アクション Lv 技名 属性 行動 ポイント Lv1~Lv12のアクションはアーチャーを参照。 12 ダガー 物理攻撃 14 相手にダガ-で攻撃する 煙幕 物理属性 15 命中力を下げる(基本値 -12) ハイド ? 20 気配を消し、20%の確率で攻撃を受けない バックアタック 物理攻撃 25 ハイドをしてから攻撃 一気に多くのダメージを与える(怒技) 14 投げ縄 ? 30 相手のカバー系、ライド系を外す レベルにより、成功率が変わる 16 手刀 物理攻撃 10 少ない行動力の割に、ダメージが大きい 18 ジョーカー 物理攻撃 32 マルチショットの上位 時には大きな火力を得る 20 コンパニオン 物理属性 20 フェローシップの上位 (基本値 体+24 攻+9 防+19) 22 スニーク ? 25 スニークを使い、30%の確率で攻撃を受けない 調整の時に使う
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不還匕首 アサシン/荊軻 キャラクター EX:雪 1 コスト:雪雪雪 タイプ:サーヴァント A P : 3 D P : 1 S P : 1 DMG : 2 [宣言] [T このキャラを破棄する] アイテムを装備していない相手キャラ1体を破棄する。 エキスパンション:Fate/Grand Order 1.0 レアリティ:【R】 ILLUSTRATION 蒼月しのぶ:LO-0019 考察 収録エキスパンション Fate/Grand Order 1.0【R】 Q A類 Q.【LO-0019 不還匕首 アサシン/荊軻】の能力の宣言に対応して【LO-0089 無理難題】を宣言しました。 このとき、能力の解決は失敗しますが、【LO-0019 不還匕首 アサシン/荊軻】は破棄されるのでしょうか。 A.はい、破棄されたままです。【LO-0019 不還匕首 アサシン/荊軻】は宣言時に破棄されます。 その後、効果が失敗したとしても、場には戻りません。(17/03/11) Q.自ターン中、【LO-0019 不還匕首 アサシン/荊軻】が登場し、相手ターンになりました。能力を宣言することはできますか? A.いいえ、できません。キャラの登場したときの制限は次の自ターン開始時まで有効です。(17/03/11) その他 フレーバーテキスト:「……君は、いいな。うん。実にいい。」 名前
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ダンジョンについて シナリオ1のダンジョンボーフォンケルク デ・ブーレ迷宮 マシネ・トヘト ブレスマスラーン アウダークルク迷宮 シナリオ1注記 シナリオ2のダンジョンディースメン迷宮 スターツェン迷宮 ウォーテリング シナリオ3のダンジョンストラージュ グラハム・ルーツェ グラハム迷宮 ダンジョンについて 対応シナリオ ダンジョン名 ダンジョンの種類 フロア数 シナリオ1 ボーフォンケルク 野外マップ エリア2まで シナリオ1 デ・ブーレ迷宮 迷宮 B3Fまで シナリオ1 マシネ・トヘト 野外マップ エリア3まで シナリオ1 ブレスマスラーン 野外マップ エリア5まで シナリオ1 アウダークルク迷宮 迷宮 B7Fまで 対応シナリオ ダンジョン名 ダンジョンの種類 フロア数 シナリオ2 ディースメン迷宮 迷宮 B?Fまで シナリオ2 スターツェン迷宮 迷宮 B?Fまで シナリオ2 ウォーテリング 野外マップ エリア?まで 対応シナリオ ダンジョン名 ダンジョンの種類 フロア数 シナリオ3 ストラージュ 野外マップ エリア?まで シナリオ3 グラハム・ルーツェ 野外マップ エリア?まで シナリオ3 グラハム迷宮 迷宮 B?Fまで シナリオ1のダンジョン ダンジョン名 ダンジョンの種類 フロア数 ボーフォンケルク 野外マップ エリア2まで デ・ブーレ迷宮 迷宮 B3Fまで マシネ・トヘト 野外マップ エリア3まで ブレスマスラーン 野外マップ エリア5まで アウダークルク迷宮 迷宮 B7Fまで ボーフォンケルク No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 アンデット アンデッドゴブリン エリア1 人 ファイター エリア2 アンデット グレイブミスト エリア1 人 プリーステス エリア2 動物 騒がしいカラス エリア1エリア2 アンデット ミスト・ワイト エリア2 動物 グリズリー エリア1 妖精 フィノーデリー エリア2 獣人 ワーラット エリア1 神話獣 キマイラ エリア2 魔法生物 クリーピングコイン エリア1 ドラゴン ドラゴンフライ エリア2 魔法生物 マジックツリー エリア1 巨人 アースジャイアント エリア2 魔法生物 ガスクラウド エリア2 デ・ブーレ迷宮 No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 人 プリースト B1F アンデット ゾンビ B2F アンデット バンシー B3F 人 メイジ B1F アンデット バンパイアバット B2F アンデット ヴァンパイアクイーン B3F 人 レンジャー B1F アンデット ディープ・グール B2F 妖精 ピクシーファントム B3F アンデット アンデッドコボルド B1F 動物 ジャイアントバイパー B2F 妖精 ムキ B3F アンデット スケルトン B1F 精霊 ファイアードレイク B2F 動物 ジャイアントクラブ B3F アンデット ドゥエンデ B1FB2F 精霊 ヒルデ・モエル B2F 神話獣 コカトリス B3F 動物 キラーウルフ B1F 魔法生物 ミミック B2F 魔法生物 アイアンゴーレム B3F 精霊 スピリット B1F 魔法生物 バシリスク B2F 妖物 ヴィーナスマントラップ B3F 魔法生物 クリッピングクロウ B1F 妖物 バブリースライム B2FB3F 悪魔 インプ B1F マシネ・トヘト No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 人 ビショップ エリア1 獣人 コマンド・タイガー エリア2 妖精 ピクシーファントム エリア3 妖精 ザ・プリティー エリア1エリア2 ドラゴン ファイアードラゴン エリア2 獣人 ワータイガー エリア3 動物 ノーシーアムスワーム エリア1 巨人 フロストジャイアント エリア2エリア3 神話獣 ラミア エリア3 動物 ボーパルバニー エリア1 悪魔 ダークライダー エリア2 ドラゴン ガスドラゴン エリア3 獣人 ワーウルフ エリア1 悪魔 インキュバス エリア2エリア3 悪魔 アルプ エリア3 巨人 キュクロプス エリア1 妖人 オーク エリア1 ブレスマスラーン No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 人 ウィッチ エリア1 人 ダーク・クルセイダー エリア2 神話獣 ゴーゴン エリア3 人 ローグ エリア1 人 ソードマスター エリア2 巨人 サイクロプス エリア3 人 バーサーカー エリア1 アンデット モーラ エリア2 精霊 ジン エリア3 アンデット シェイド エリア1 アンデット スカルフライ エリア2 悪魔 スピット・イレイサー エリア3エリア5 アンデット ライフスティーラー エリア1 アンデット ミスト・ワイト エリア2 妖物 ヴィーナスマントラップ エリア3エリア5 アンデット ソフィア エリア1 妖精 ピクシー エリア2 妖物 ヴィーナスマンウォール エリア2 動物 ハイド・バイパー エリア1 妖精 トロール エリア2 悪魔 サッキュバス ドラゴン ワイバーン エリア1エリア5 巨人 ファイアージャイアイント エリア2 巨人 オーガ エリア1 精霊 イフリート エリア2 巨人 サンダージャイアント エリア1 No 種類 モンスター名 出現場所 No 種類 モンスター名 出現場所 人 レンジャー エリア4 人 ムサシ エリア5 動物 ソロー・マンティス エリア4 動物 スコーピオン エリア5 巨人 エアジャイアント エリア4 動物 グリズリー エリア5 巨人 ポイズンジャイアント エリア4 ドラゴン ドラゴンパピー エリア5 精霊 ソウルイーター エリア4 精霊 ブギーマン エリア5 魔法生物 リビングアーマー エリア4 妖人 ゴブリン エリア5 悪魔 アエラディー エリア4 動物 ロック エリア4エリア5 アウダークルク迷宮 No 種別 モンスター名 出現場所 人 サムライ あう1 アンデット ディープ・グール あう1 妖精 ムキ あう1 動物 ジャイアントマンティス あう1 獣人 ワータイガー あう1 魔法生物 イビルアイ あう1 悪魔 ガーゴイル あう1 妖人 ゴブリン あう1 妖人 ゴブリン・プリースト あう1 No 種別 モンスター名 出現場所 人 ローグ あう2 人 アサッシン あう2 アンデット ウェブスピナー あう2 アンデット マミー あう2 動物 スコーピオン あう2 動物 ジャイアントクラブ あう2 神話獣 ゴルゴーン あう2 精霊 ヒルデ・モエル あう2 精霊 ブギーマン あう2 No 種別 モンスター名 出現場所 人 クルセイダー・ロード あう3 アンデット ジャム あう3 アンデット ドラゴンゾンビ あう3 動物 ダークネスバニー あう3 動物 ケルベロスもどき あう3 動物 アリゲーター あう3 精霊 ウィルオー・ウィスプ あう3 No 種別 モンスター名 出現場所 人 ニンジャ あう4 人 ハタモト あう4 アンデット ヴァンパイア あう4 アンデット ヴァンパイアロード あう4 アンデット ブロンズ・ジャム あう4 動物 アリゲーター あう4 獣人 ワーエレファント あう4 神話獣 コカトリス あう4 精霊 ブギーマン あう4 悪魔 レッサーデーモン あう4 アンデット バンシー あう4 固定 No 種別 モンスター名 出現場所 アンデット ヴァンパイア あう5 アンデット ジャイアントゾンビ あう5 アンデット リーイー あう5 動物 アリゲーター あう5 獣人 ワーエレファント あう5 巨人 サイクロプス あう5 巨人 キュクロプス あう5 魔法生物 踊る長剣の群れ あう5 悪魔 アークデーモン あう5 妖人 コボルド あう5 妖人 ゴブリン・バースト あう5 妖人 メロファゴイ あう5 ドラゴン ゴールドドラゴン あう5 固定 ドラゴン ブラックドラゴン あう5 固定 No 種別 モンスター名 出現場所 人 ハヤテ あう6 人 ムサシ あう6 人 ソードマスター あう6 アンデット アルチンボルド あう6 アンデット リーパー あう6 神話獣 ドラコス あう6 ドラゴン ヒドラ あう6 悪魔 グレーターデーモン あう6 妖物 グローイングスライム あう6 妖人 メロファゴイ あう6 No 種別 モンスター名 出現場所 アンデット ヒスアンホリネス あう7 動物 ランタン・スコーピオン あう7 神話獣 ラミア・バースト あう7 神話獣 ドラコス あう7 ドラゴン ペルーダ あう7 悪魔 バフォメット あう7 悪魔 デーモンロード あう7 悪魔 サブナック あう7 悪魔 ビフロス あう7 シナリオ1注記 No 種別 モンスター名 メモ 妖精 ホーンドトロル? ドラゴン アルビノドラゴン? ドラゴン ブラックドラゴン ドラゴン ゴールドドラゴン 巨人 コスモ・ジャイアント? 精霊 アイスドレイク? 魔法生物 ゴールドゴーレム? 悪魔 ハヤテ・デーモン? 悪魔 デビル・ザ・ムサシ? シナリオ2のダンジョン ダンジョン名 ダンジョンの種類 フロア数 ディースメン迷宮 迷宮 B?Fまで スターツェン迷宮 迷宮 B?Fまで ウォーテリング 野外マップ エリア?まで ディースメン迷宮 No 種類 モンスター名 スターツェン迷宮 No 種類 モンスター名 ウォーテリング No 種類 モンスター名 シナリオ3のダンジョン ダンジョン名 ダンジョンの種類 フロア数 ストラージュ 野外マップ エリア?まで グラハム・ルーツェ 野外マップ エリア?まで グラハム迷宮 迷宮 B?Fまで ストラージュ No 種類 モンスター名 グラハム・ルーツェ No 種類 モンスター名 グラハム迷宮 No 種類 モンスター名
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我慢汁を抑えきれなくて気になってた場所を調べてきちゃった人達の画像まとめ 78 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2014/01/12(日) 16 22 02.19 ID gxUtRS0B0 [1/2] みんなすまん。ちょっと我慢汁を抑えきれなくて気になってた場所を調べてきちゃった。 ちなみに俺は 1じゃない。 結果からいうとハズレ!谷上の北勝って交差点から県道73号を北上、山道の途中にある。 http //i.imgur.com/TQdpzci.jpg http //i.imgur.com/rMvmp1m.jpg http //i.imgur.com/0kAJxMT.jpg ボートのオブジェのお出迎え。建物も小さくそもそも車を乗り入れるような庭もない。 頂上のゴルフ場まで行ってみたが、それらしき家は見つからなかった。 まあ当日に無駄足にならないため、候補から外していいだろう。 場所考察
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父親はアサシンダーク。人間とサラブレッドのハイブリッドに躍進が期待されます!! 概要 父親は梶谷朝陽母親はヘリテージゴールド。 出生 母親ヘリテージゴールドは逃げて逃げて広島へ来た。その時に産まれた馬男がアサシンヘクター。通称はヘクター。ヘクターは広島市民病院で誕生した。そして時は過ぎ、 栗東トレーニングセンターでの生活 栗東トレーニングセンターでは吉村調教師が先生としてヘクターを学ばせた。もちろんサラブレッドと人間のハイブリッドなので覚えるのは人間の体育とさほど変わらない。他にも箸の使い方や鉄道の使い方などを学ばせた。 3冠取る。単身香港へ 皐月賞、東京優駿日本ダービー、菊花賞 の3冠を取ると古馬路線で天皇賞秋1着と 有馬記念1着を取ったら単身、香港へ渡り、香港ゴールドカップ(GⅠ)へ出走。見事1着を取った。 就職活動 JR西日本へ就職したが自分自身はJRより速いため、即、解雇されたがJR東日本に移籍すると幾分かマシな生活になったという。 主な勝鞍 プロフィール (皐月賞) (東京優駿日本ダービー) (菊花賞) 天皇賞秋 有馬記念 アメリカJCC(ジョッキークラブ) トヨタ中京記念 ジョッキークラブゴールドカップ(米国) 香港ゴールドカップ(香港) 気性 荒い 性格 勇猛 得意分野 剣道・弓道・鉄道 苦手分野 ダイヤモンド・煙草の匂い・狼 好きな食べ物 人参のハンバーグ、もやしのナムル、焼き飯 嫌いな食べ物 リンゴ・クッキー・干しぶどう 身長171cm 体重55kg
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ハルクエのガイドライン http //www43.atwiki.jp/omochi01c/pages/24.html 攻略ページです ※※最重要※※ 中ボスを倒したら必ずワープポータルに乗りましょう。 中ボスを倒した状態で目の前のワープポータルに乗らずに@load等のコマンドで首都に戻ると 二度とボス部屋に入れなくなるバグが発生し、みんなに迷惑を掛けてしまいます。 絶対に誰かが死んだからと言ってボスを倒した後、 次の部屋に行かずの死亡するのはやめてください ボスを倒した場合は必ず次の待機室で死んでください 絶対に誰かが死んだからと言ってボスを倒した後、 次の部屋に行かずの死亡するのはやめてください ボスを倒した場合は必ず次の待機室で死んでください 絶対に誰かが死んだからと言ってボスを倒した後、 次の部屋に行かずの死亡するのはやめてください ボスを倒した場合は必ず次の待機室で死んでください 大丈夫なケース 中ボスに負けてしまった 中ボスを倒してワープポータルに乗って待機室まで進んだが、PTメンバーが負けてしまい@loadで戻った。 馬鹿でもわかる第1フェイズ 馬鹿でもわかる第3フェイズ +1.ハルクエについて そこそこの装備があれば行くことが出来る5人PT専用クエストです 1回辺り15~30分掛かります。 報酬としてミスリル貨(ビタ作成に必要)、ポリンコイン(チートカードに必要)を 最も効率良く入手できるクエストですが、5人いなければ出来ないためぼっちは参加出来ません。 また、参加したいと発言する勇気も必要なのでコミュ障も参加出来ません。 行う内容としては攻略ページも参照してください。 ページ見るのめんどくさい人用に簡単な流れ説明 ①指定された場所を指定された順番にクリック ②個人ボス(火水風土闇)のボス ③1と同じように指定された場所をクリックして進む ④PT5人でボスと対決 ⑤ご褒美部屋 +2.参加資格と持ち物について 最低でも個人ボスを倒せるキャラスペックが必要になります 個人ボスは前述してある通り、火水風土闇と属性ごとにわかれているので 5人参加者が決まり次第、属性ボスを決めるのが一般的な流れになります ボスの強さとしては20転以上+アリス盾+属性鎧が必須で 物理職ならばボス特化武器+属性コンバーターがあるとグッドです。 不安な人はボスに対応したレジストポーションを使用しましょう。 道中はマラソンになるので移動速度特化装備があると便利です また、道中の敵で死んでしまうこともあるため、マナーとしてイグ葉を数枚持っておくといいでしょう。 慣れないうちは最前列に行き方を知っている人、最後尾に装備が強い人がつくと良いです。 また、最後のご褒美部屋でグリードが必要になるためグリードを使用可能にするアクセが必須となります。 +3.場所ごとの簡単な注意点 +第1フェイズ 第1フェイズではアマンダが強敵となります MDEFが非常に高く、スパイダーウェブを撃ってくるために後衛が良く絡まれて事故が起きます またQMも引いてくるのでゴキ盾を持っていると速度増加を消されないので便利です。 前衛職は余裕があればアマンダを倒していくと安定します。また、Wizがアマンダを倒すには MVPカトリカードが必須のために、絡まれたら素直に前衛に助けを求めましょう それ以外は特に注意すべきモンスターはいません +第2フェイズ 第2フェイズの中ボスですが、攻略ページにHP等のデータがあります 火属性 ファイアーブレスとMSで攻撃してきます。アリス盾+火鎧あれば安定します 氷属性 ウォーターボールと水属性攻撃をしてきます。遠距離攻撃出来るならゴキ盾があれば完封です。 地属性 HPが減ってくるとEQを撃ってくるのでゴキ盾orゴス鎧があると良いです。それ以外の攻撃は雑魚です。 風属性 連続攻撃の火力がそこそこあるので、HPがあるキャラが行くことを推奨します 闇属性 最弱ボスです。プリが参加したいならプリに行かせてあげるといいです。 +第3フェイズ パンダポリンが速度減少とフルストリップをしてきます クリックして文章が流れているときにフルストリップされると面倒なのでそこだけ注意 速度減少にはゴキ盾か速度増加で対応すると良いです。 時々ヌマクローのフロストダイバーで凍結することがあるので、持っている人はゴキ盾推奨です。 それ以外の雑魚は特に強くないのでWizのSGで凍らせて放置するとスムーズに進めます。 +第4フェイズ PTボスのひよこの亡霊です そこまで強くないのでアリス盾を持った前衛を壁にしてタコ殴りにするといいです。 前衛がいない場合はプリーストがSW連打するだけでも抱えることができます。 あっさり倒したいならグルーム持ちの物理職を増やすと良いです。 闇属性なのでアスペルシオがあると非常に早く終わります。 +第5フェイズ お待ちかねのご褒美タイムです。 クリスタルを破壊すると銀貨・鋼鉄・金貨・ミスリル貨・ポリンコインをドロップします。 クリスタルはHP20でダメージが1しか入りません。 効率良くドロップを拾うためには、WL×2が範囲攻撃でクリスタルを破壊して 移動速度装備をつけた3人がグリードをするというのが一般的になっています。 WLが効率良くクリスタルを破壊するためにスキルディレイを減少させる必要があり、 クリスタル破壊係に任命された人はキエル×3を用意すると非常にgoodです。 そのためのキエルcが非常に高額なのがこのサーバーの特徴でもあります。 最後に精算係がドロップアイテムを受け取り それを5等分すればハルクエは終了です。 +4.最大効率を出すためには PT構成についてはWL×2 AB RK アタッカー 全員が移動速度装備(ピザ帽、DoPオーラ)+ゴキ盾所持 WL→MVPカトリ、キエル×3、ブレス込みで無詠唱達成 AB→殴りプリ仕様、グルーム鎧、ASPD195 RK→EB込みでの火力特化装備 アタッカー枠 弓→タナトスc刺しの弓、グルームc、MVPセイレンc GX→タナトスc短剣、グルームc、 チャンプ→EB特化装備+グルーム鎧 上記の装備と職構成であれば慣れてくれば1周15分でまわれます。 装備よりも慣れることが大切なので積極的に参加するといいです。
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佐渡島方治&アサシン◆lkOcs49yLc ―幕末の世が過ぎ、明治の夜明けが到来してきた頃。 歴史の闇に葬られた、幕末の亡霊が動き始めた。 剣の腕、頭の切れ、他者を惹き付ける人望、彼はどれを取っても人より上を行っていた。 同時に、彼は幕府にとって危険視された存在でも有り、故に幕府によって存在もろとも焼かれた―はずだった。 弱肉強食、強ければ生き弱ければ死ぬ世を望んだ彼は、この京都を大火に沈めんと画策した。 だが、彼は変わろうとする時代には選ばれず、故に彼は焼かれた。 時代に焼かれ、時代を焼こうとした男の名は、志々雄真実と言った。 そして、その男の到来を待ち続けている、一人の男がいた。 ◆ ◆ ◆ ―この世に蔓延る13の魔族。 その魔族を次々と滅ぼしていった、一人の王がいた。 王には力があった。 万物を葬る闇の鎧。 魂を喰らう魔晶の剣。 竜の姿をした城。 そして、この世の誰よりも美しき伴侶。 この世の全てを我が物とした王は、殆どの魔族を絶滅に追い込んだ。 貴族たるファンガイア族の名を盤石の固きに置いた王の実績は、英雄の名に相応しい物だった。 しかし吸血王の退廃は、途轍もなく儚きものだった。 鎧も、城も、愛する伴侶さえも人間に奪われた哀れな王。 大半の魔族を絶滅に追い込んだ王の輝かしさなど、今の王には微塵も残されず、家畜との共存を望んだハーフの手で王は倒される。 しかし、その王の復活を望む、一人の男がいた。 ◆ ◆ ◆ 月が輝かしい夜。 静寂こそが相応しいその夜の公園の芝生に、数々の絶叫が鳴り響く。 「ああああああ!!」 「きゃあああああああ!!」 木々が生え芝生が敷かれ、多くの人々が寛いでいたその場所。 多くの笑顔が月夜の中で輝いていたそれは、一瞬で地獄絵図へと変貌を遂げてみせたのだ。 喘ぐ人々の首にあるは、二本の牙の如き物体。 牙に噛みつかれた人々の身体は、徐々に透明色に染まっていく。 まるで、魂を抜き取られているかのように。 色を失い、最早一片の生気も感じられなくなった人は、バタリと倒れる。 ある人が倒れ、またある人も倒れと。 色を失った人々は次々と倒れ行き、十秒後には、最早其処に生きている人など一人もいなかった。 皆々、色を失い芝生に倒れている。 しかし、ある木陰に、一人だけ色を残し立ち上がっている人がいた。 白いマフラーを首に巻き、眼鏡を掛けた男性。 その身は痩せ細ってはいるが、しかし眼はギラギラと光っている。 「足りぬ……足りぬ……」 男はボソボソと呟く。 飢えるように、菓子のお代わりを強請る子のように。 「まだだ……もっとだ……。」 男はそう呟くと、光の粒子となって消滅する。 1時間後に、警察や救急車がサイレンを鳴らしてやって来ることは、言うまでもない。 ◆ ◆ ◆ 早朝を迎えた、クリスタル・ヒルにある部屋。 其処に有る机で珈琲を飲む男がいた。 痩せ細った体型に彫りが深い顔を持った男は、その眼をギラつかせながらも、窓の外の景色を見つめている。 男の名は佐渡島方治。 日本に務める国会議員であり、今回はアメリカの視察に訪れていると言う。 それが、方治に与えられた「役割」だった。 「……やはり錆びた物だな、我が国も。」 しかし方治は、今いるロールに満足などしてはいない。 方治がいた時代といえば、明治維新が始まって幾年か立ったぐらいの頃だ。 その世において日本といえば、開国が始まった瞬間に欧米諸国の言いなりだった。 そして今も、それは変わっていない。 「やはり、あの方がいなければ……。」 方治は、一先ず明治から今に至るまでの150年間、日本がどうなったのかを調べてみた。 見てみれば、日本は欧米に影響を受け「富国強兵」の道を進んだという。 これは方治にとっても喜ばしい事だ。 法廷でぶちまけることこそ叶わなかった物の、結果的に自分が望んだ日本がやって来たのだから。 強ければ生き、弱ければ死ぬ。 日本も漸く、それが分かってきたということとなる。 だがしかし、日本は負け犬となった。 確かに日本は粘った。 国の誇りを掛けて戦った。 しかし力は及ばず燃え尽きてしまった。 (富国強兵……これを掲げた日本が何故負けた……) 答えは簡単だ。 ―弱かった。 強ければ生き弱ければ死ぬ、その摂理に従い、儚くも日本は食われる側へと堕ちていった。 その挙句の果てに日本は武器を捨て平和主義を謳っていると言う。 (だがもし、志々雄様が生きていれば……) もしも彼が、日の本の国を手にし。 この国を支配したとなれば。 他の国も全て焼けたのではないのか。 日本が、今方治のいるこの米国に敗れる未来も、無くなるのではないのかと。 十本刀、百識の方治の眼には、確かにそう映っている。 最早、現世に思い残すことなどなかった。 しかし、命を絶とうとした方治を引き留めたのが、何処かで手に入れたかも検討が付かぬ白紙の札。 これは寧ろ絶好の機会だ。 聖杯を手にし、志々雄真実を現世に舞い戻す絶好の機会。 それをむざむざ見逃す理由はない。 思い残すことなど無い。 ともなれば死ぬことなど覚悟の上。 ならば方治の向かう道は一つ。 (私は聖杯を手に入れる……そして志々雄様を蘇らせ……この国を最強の国へと作り変えてみせる!!) 改めてその想いを胸に宿した方治は、より一層顔を引き締める。 「只今戻りました、我がマスター。」 ふと、後ろから声が響く。 早口だが、しかしやや疲れているような声が。 「戻ったか。」 方治はそう答え、回転式の椅子を180度回転させ後ろを振り向く。 其処にいたのは、眼鏡を掛けた一人の痩せ細った男性だった。 彼こそが、方治の喚んだサーヴァント、アサシンである。 「ええ、昨夜も幾ばくかのライフエナジーを摂取しました。」 「そうか、ご苦労だ。」 アサシンの報告に、方治はウムと頷く。 方治が喚んだサーヴァント、アサシンは、人間が持つ「ライフエナジー」と呼ばれる生命エネルギーを貯蓄し、それを活用することに長けている。 故に、方治はアサシンには常日頃からNPCを襲わせる形で「魂喰い」を行わせ、魔力を貯蓄しているのだった。 既にアサシンを召喚して数日が立つ。 魔力は十分すぎる程に貯蓄されているが、使い道は有るのだろうか。 「念のために報告はしておくが、他のサーヴァントには発見されていないだろうな。」 「ご心配感謝いたします、今の所は発見されていませんご安心を。宝具は本戦において力を引き出しますので、貯蓄に関してはご安心を。」 アサシンの宝具。 それは、死んだ吸血鬼の亡霊を復活させ、使い魔として操ることだとか。 更に契約時に聞いた話によれば、その真価はその使い魔が「死んだ」時に発揮されるという。 死んだ使い魔の霊核は保存させることが可能で、数体の霊核を融合させることでより強大な使い魔を召喚することが可能、だということも聞いてはいる。 勿論、平時から派手に使うつもりはない。 使うのは本戦、闘うサーヴァントが減った時の話だ。 溜まった資金の切り方といえば、百識の方治の十八番、失敗するつもりは毛頭ない。 「そうか、引き続き魂喰いを続けてくれ。」 「畏まりました。」 方治の命令を聞き、アサシンは霊体化する。 ◆ ◆ ◆ (やれやれ、まさかこんな物が宝具になるとは。) アサシンのサーヴァント、チェックメイトフォーのビショップは笑う。 ビショップには、これという伝説的な武器はなかった。 例えばキングなら、キバの鎧やザンバットソードが宝具となりうるだろう。 しかしビショップには、そのような装備は与えられていなかった。 そんな彼に与えられた宝具とは、逸話系の宝具。 キングを蘇らせるために自ら行った儀式が宝具になるとは、座にいた時にビショップには想像もつかなかっただろう。 (しかし好都合な話です、これで計画は順調……) しかし、その御蔭でビショップは願いへとまた一歩近づくことが出来たのだ。 ビショップが聖杯に託す願い。 それは、嘗て13の魔族を怖れさせたあの英雄、2代目のキングの復活である。 あの時英雄は、人間と言う家畜の手で殺された。 しかし英雄の息子は、英雄に等成りきれなかった。 三代目が結ばれる定めとなったクイーン、それが全ての発端となり、チェックメイトフォーの秩序はグラグラと揺れ始めた。 彼女を殺害する形でそれを止めたは良いが、しかしキングはそれを許さなかった。 何故許さなかったのか、今でもビショップには理解に苦しむ一方だ。 ファンガイアが従うべきは、永久に続く血の証であるはずなのに。 何故私情で己を踏んだのか、理解に苦しむ。 結局、三代目は出来損ないの無能に過ぎなかった。 真のキングに相応しき存在は、やはりあの御方だった。 (ああ、お待ち下さい真のキング、今すぐに貴方様を蘇らせ、再びファンガイア族の誇りを築き直して差し上げます) 座から得た知識によると、儀式は失敗に終わりキングは暴走したと言う。 結果、無能のキングと紛い物のキングにより滅び去る運命に至り、貴族の血は人間に汚された。 次は失敗しない。 今度こそ、ファンガイアの秩序を作り直してみせると、吸血鬼の宰相は再び己が一族に誓った。 【クラス名】アサシン 【出典】仮面ライダーキバ 【性別】男 【真名】禁欲家と左足だけの靴下 【属性】秩序・悪 【パラメータ】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具A+ 【クラス別スキル】 気配遮断:C 自らの気配を絶つ能力。 ただし、戦闘中は解除される。 【保有スキル】 吸魂:A 魔族が持つ「ライフエナジー」を吸うファンガイアの力。 空中に牙を発生させ、対象に噛みつかせてライフエナジーを吸収、魔力を回復する。 サーヴァントに対してもこれは有効である。 護法の宰相:A ファンガイアの在り方を護り続ける宰相(ビショップ)。 彼は秩序を尊重する人物だが、決して忠臣というわけではない。 王が王足り得ぬ器だった場合、彼が司る天秤は間違いなく傾くであろう。 属性が「混沌」の王と対峙した際に補正が掛かる他、「反骨の相」「単独行動」と同等の効果も併せ持っている。 三代目キングを見限り先代を蘇らせようとした逸話から。 変化:C 己の姿を「人間態」に変化させる。 ファンガイアは人間の姿に変化することで社会に溶け込んでいる。 この姿ではパラメータが隠蔽され、消費魔力は少なくなるが、パラメータは大幅に減少する。 戦闘続行:B 往生際が悪い。 ボロボロになっても尚先代キングを蘇らせようとした逸話から。 【宝具】 「死にゆく同胞達よ、その魂を汝が王に(サバト・フォー・マイキング)」 ランク:A+ 種別:対霊魂宝具 レンジ:50 最大捕捉:1000 アサシンが生前、死んだファンガイアの亡霊を解き放ち、そのライフエナジーを先代キングを復活させる糧に使用した逸話から。 地面からファンガイアの亡霊達を召喚する、ただし魔力はアサシンが負担するため、そう何体も召喚できるわけではない。 その上同じ真名のファンガイアは一度喚んだらそのファンガイアが死ぬまで召喚は出来なくなる。 復活したファンガイアに理性はなく、只ライフエナジーのみを求めて本能的に行動する。 一体一体がサーヴァントに勝てる見込みは無いが、それでも頭数が揃えば話は別である。 そしてこの宝具の最も恐ろしい所は、それらのファンガイアが死に、ライフエナジーのみが残った瞬間からである。 残ったライフエナジーは、融合させて「サバト」と呼ばれる対城宝具レベルの魔獣に変化させて暴れださせることが出来る。 更に、ある一定以上の膨大なライフエナジーを完全に使い切ることにより、「二代目キング」をサーヴァントとして召喚することが出来る。 二代目キングはセイバー、ライダー、アサシン、バーサーカーの適性を持ち合わせているが、復活時に魔力が足りなかった場合はバーサーカーとして現界する。 【Weapon】 「剣」 セイバーが己の身体から生成する剣。 相当な切れ味の持ち主。 「燐粉」 口から発射する粉。 敵に当たった瞬間爆裂し、対象にダメージを与える。 【人物背景】 人間のライフエナジーを糧とするファンガイア族の秩序を管理する「チェックメイトフォー」の「宰相(ビショップ)」に位置する人物。 「全てのファンガイアの在り方」を管理する天秤の如き存在で、管理する対象にはキングを初めとするチェックメイトフォーも含まれている。 冷静沈着で早口、秩序に固執し、その為なら手段を選ばぬ非道且つ狡猾な性格。 二代目キング亡き後は三代目の世話係をし、彼がキングの称号を受け継いだ後は補佐を担当する。 しかし三代目がクイーンとの恋愛関係で悩んでいることに気付き、それに何体もの同胞を殺した「黄金のキバ」が絡んでいる事に気づく。 「このままではチェックメイトフォーの在り方が崩れてしまう」と判断しクイーンを暗殺するが、それによりキングは激怒、しかし怒る理由にビショップは気づけなかった。 彼は王の器ではないと判断したビショップは、ライフエナジーを大量に集めることで先代キングを現世に復活させることを考える。 ビショップ本人は人間の戦士の手で殺されるも、結果的に策略は成功し、先代キングは現世に復活を遂げた。 【聖杯にかける願い】 先代キングを現世に復活させる。 【基本戦術・方針・運用方法】 頭脳労働派にして宝具が使い魔という、実質キャスターに近いサーヴァント。 一応、剣術と燐粉を使った卓越した戦術能力の持ち主であるが、彼は魂喰いを行うことで本領を発揮する。 普段はスキル「吸魂」でNPCのライフエナジーを吸い取り、魔力を集めることに専念しよう。 召喚したファンガイアは使い魔としても贄としてもサバトの材料としても活用できるので、何処でカードを切るべきかは慎重に考えよう。 因みに二代目キングを蘇らせることはアサシンが聖杯にかける願いでもあるので、恐らくは死の直前に使用する可能性が高い。 【マスター名】佐渡島方治 【出典】るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 【性別】男 【参戦経緯】 拘置所で何らかの形(政府からの賄賂の封筒からか、或いは隣の囚人からか)で白紙のトランプを入手した。 【Weapon】 「ライフル」 方治がロールにおいて飾り物としていた旧式のライフル。 それは奇しくも、彼が嘗て所持していた物と同物だった。 【能力・技能】 その明晰な頭脳と政治力。 組織の財布持ちも担当しており、志々雄一派を戦艦一隻買える程の巨大な組織に変えたのは紛れも無く彼である。 ただ決して肉体労働が苦手なわけでもなく、銃撃戦においても人間離れした戦闘を見せつける。 【ロール】 海外視察に訪れている国会議員。 【人物背景】 幕末の亡霊、志々雄真実が擁する「十本刀」の一人で、「百識の方治」と言う二つ名を持っていた男。 元は明治政府の官僚だったが、腐敗したその内部事情に絶望し途方に暮れていた所を志々雄真実に拾われる。 その優れた手腕で志々雄一派の財政を支えており、甲鉄艦「煉獄」の購入に一役買うなど十本刀の中でも特に重要な存在の一人となった。 志々雄に「完全勝利」を齎すことを目的としており、彼と真っ向対立し、挙句親指以外の爪を全て引き千切ってでもそれを成し遂げようとする。 しかし方治が立てた作戦は緋村一行によって力押しで滅茶苦茶にされ、結局の所剣心と志々雄を対峙させるに至ってしまう。 その際志々雄の勝利を確信し愛用の銃を捨てるが、彼は業火の中に消え去る。 虚しくも方治は投獄され、挙句その手腕を買った政府に国家反逆罪を帳消しする代わりに戻ることを勧められる。 今回は、獄内で自決するよりも少し前からの参戦。 真面目で冷静沈着だが、一方で堅物であるためマイペースな人間には弱かったりする一面も。 志々雄に心酔しており、「今の日本が生き残る為には弱肉強食の考えを掲げる他ない、彼こそが国を率いるべき存在である」と考えている。 【聖杯にかける願い】 志々雄真実を復活させる。
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アサシンの終焉 ◆YsjGn8smIk ラドック=ランザードはヴェゼンディに住む商人であった。 町一番の商人だった父に商売のいろはを習い、美しい妻と息子に囲まれ平凡だが暖かい世界の中で生きていた。 ――あの事件が起きるまでは。 ☆ 「む……?」 炎に包まれる町中、魔変化の男と思わしき血痕を追って東へと駆けていたズーマの足がふと止まる。 延焼の音に紛れて微かに声が聞こえた気がしたのだ。 その場でじっと耳を澄ますと――それは聞き間違いではなかった。 少女だろうか、何かを言い争うような甲高い声が僅かに聞こえてきた。 「……」 ズーマはしばし瞑目する。 このまま魔変化の男を追うか、それとも近くに居る者を殺しにいくか……迷ったのだ。 もちろん最終的にはこの島にいる者は――主催者も含め――全て殺す。 だが、出来ればこの手で仕留めたい者も多い。 魔変化の男もその一人だ。 異形の甲虫も魔変化の男を狙っているのだ……横取りされる前に仕留めなければならない。 ならば、ここは声の主を見逃して―― 「いや、違う」 低く呟きながらズーマは頭を振る。 横取り、そう考えた時に思い出す顔があった。 十代の若さにして竜殺しの魔法すら会得した、盗賊殺し(ロバーズ・キラー)と呼ばれた魔道士の顔を。 そう、リナ=インバースの顔を。 「――出来れば、あの時のような想いは二度としたくはないな」 その顔を思い出しながらズーマは苦々しく吐き捨てる。 あと一人。たった一人を殺せば、リナ=インバースの居場所が判るのだ。 そう考えると、氷のようなズーマの心にも俄かに熱が生まれる。 リナ=インバースをこの手で殺したいという――熱が。 魔変化の男とリナ=インバース。憎しみを秤にかけると――あの盗賊殺しへの怒りの方が上だ。 故にズーマは僅かに自身の指針を変更した。 この火事場に乗じて即座に声の主を殺し、リナ=インバースの居場所を主催者どもに尋ねる。 リナ=インバースの位置次第では魔変化の男を先に追ってもいい。 だが、出来ればまずはリナ=インバースをこの手で殺したい――ズーマはそう思ってしまった。 全身を覆う、この魔道装甲のお陰で身体能力は格段にあがっている。 額からは光の矢を、胸部からは竜族の閃光の吐息(レーザー・ブレス)のような閃光をも放てるこの鎧。 この鎧があれば、声の主も、魔変化の男も、そしてリナ=インバースでさえも容易く殺すことが出来る――そうズーマは確信していた。 そしてガイバーⅡことズーマは、静かに声のする方へと足を向けた。 ☆ ラドックの父は町一番の商人ではあったが、同時にかなりあこぎな真似もしていた為に多くの恨み妬みをも買っていた。 そして憎しみは人を簡単に凶行に走らせる。 ある日、ラドックとその妻は盗賊に拉致された。 ☆ ヴィヴィオは朝倉の腕から抜け出しながら必死に説得を続けた。 「涼子お姉ちゃん、なんでわかってくれないの!」 キョンの妹と別れた路地からは、すでに百メートル離れてしまっている。 涙目で訴えるヴィヴィオを見て、朝倉は肩をすくめながら言い放った。 「仮によ? あたしが妹ちゃんを助けに戻る事に賛成したとして……ヴィヴィオちゃんはどうやって助けに戻るつもりなのかしら?」 「え? そ、それは……うー……」 逆に尋ねられてヴィヴィオは思わず口ごもる。 助けなきゃ、という想いがあるだけで具体策など何もなかったのだ。 よく考えればキョンの妹へと続く道は、燃える民家の瓦礫ですでに埋まっているのだ。 必死に考えながらヴィヴィオはとにかく口を動かした。 「えーと、その……回り道、とか――」 「この熱と煙の中で悠長に迂回路を探すの?」 それを遮るように短く朝倉が突っ込んでくる。 結局、何も思いつかなかった……戻るのが危険なのは、ヴィヴィオにだってわかっていた。 だけど、それでも―― 「このまま放っておけないよ! 戻ろうお姉ちゃん!」 必死に朝倉を見つめて訴えかけた。 だが朝倉には必死の訴えも通じない。何故か不思議そうに聞き返してきた。 「私には有機生命体の死の概念がよく理解できないんだけど……ヴィヴィオちゃんは死ぬのが嫌じゃないの?」 「え……?」 「だってそうでしょ? 今あそこに戻るって事は死にたいって事なんでしょ?」 そう言いながら朝倉は路地を指差す。 指された方向に燃えがる大きな炎と黒い煙を見て、ヴィヴィオは思わずごくりと唾をのみこんだ。 言われて初めて――戻れば死ぬ、という事に気付いたのだ。 それに気付いてしまった瞬間に、急に怖くなって身体が震えだしてくる。 「それでも……!」 それでも――キョンの妹を見捨てる事だけは嫌だった。 ヴィヴィオは地面にうずくまり、必死に頭を振って朝倉に抵抗する。 だがそれを見ても、朝倉は意見を曲げず、嘆息しながらヴィヴィオを抱き抱えようと手を伸ばす――そして声が響いた。 『Ms.朝倉、バリアジャケットを生成してはいかがでしょうか?』 響いた電子音にヴィヴィオへと伸ばしかけた手を止め……朝倉は右手に持ったクロスミラージュに聞き返す。 「バリアジャケット?」 『はい。身体の周辺に保護フィールドを展開する魔法です。調整すれば少しの間ならば数100℃程度の熱や煙ぐらいならば無効化できるはずです』 そう告げてきたデバイスを見つめながら朝倉は再び嘆息する。 「……つまりあなたも妹ちゃんを見捨てるのが嫌って事なのね?」 『申し訳ありません。ただ、時空管理局のデバイスとしては出来る限り人命救助をしたいのです』 そのクロスミラージュの言葉に力付けられてヴィヴィオも再度口を開く。 「涼子お姉ちゃん、お願い!」 「そうね……とりあえず、そのバリアジャケットっていうのを生成してみましょう。クロスミラージュ、出来る?」 『All right. set up』 それを聞いてヴィヴィオも握ったバルディッシュに話しかける。 「バルディッシュ、お願い!」 『Yes,Sir』 その瞬間、朝倉とヴィヴィオの身体を魔力光が包む。 そして魔力光が収まったそこにはバリアジャケットを装着し終えた二人の姿があった。 「ふうん、なるほどね……確かに煙の影響がかなり軽くなったみたいね」 バリアジャケットのスカートを触りながら朝倉はふと気付いたようにクロスミラージュに尋ねる。 「……ところでなんで北高の制服なのかしら?」 『バリアジャケットの外観は装着者のイメージによります。その服装をMs.朝倉が無意識に思い浮かべたのでしょう』 「そっか。意外とこの服装、気に入っていたのかもね」 そんな事を呟きながら朝倉はそっと近くで燃えている炎に指先を当てる。 「へえ。この程度なら火傷もしないんだ……これなら炎の中を歩いて妹ちゃんの所へ行って帰る事ぐらいは出来る、か」 「涼子お姉ちゃん、じゃあ!」 朝倉の言葉を聞いてヴィヴィオの顔に笑みが浮かぶ。 その笑顔を見て苦笑しながら朝倉が降参というように手を振った。 「うん、ここは譲ってあげる。一刻も早くこの場から離脱したいけど、これなら別ルートも使えそうだしね」 空気が和みかけたその時だ。 『Alert.西から生命反応が高速接近中』 沈黙を守っていたバルディッシュが突然警告を発した。 その警告を聞き、朝倉はクロスミラージュを、ヴィヴィオはバルディッシュを構える。 警告通り、西から――炎の中を悠然と駆け抜けながら人影が現れた。 「え……あ、あれ?」 「ヴィヴィオちゃん?」 現れた人物の姿を見た瞬間、ヴィヴィオの腕と足が突然震え始め――そしてそのままペタンと地面に座り込んでしまった。 驚いたように朝倉が視線を向けるが、震えは酷くなる一方で身体がまったく動かなかった。 震えながらも視線はこちらへと向かってくる、その異形の鎧姿から目が離せなかった。 ☆ ラドックと妻は地下牢に監禁された。 気絶していたラドックが目を覚ますと目の前には彼の妻が血を流しながら倒れていた。 鎖に拘束されたラドックは苦しむ妻に駆け寄ることすら出来なかった。 気が狂ったように叫ぶラドックを見て、牢の外から盗賊が冷酷に告げる。 「恨むなら、自分の家を恨め」、と。 それでラドックには何故こんな事が起きたのかを悟る。 父を恨んだ何者かがこの盗賊たちを雇い、ラドックたちを誘拐したのだ。 結局、ラドックの目の前で妻は苦しみ抜き――死んだ。 最愛の者が死に、腐っていくのを――ラドックはただ見つめる事しか出来なかった。 ☆ 朝倉の手の中のクロスミラージュが警告を発する。 『Ms.朝倉、前方の人物は体色以外がMr.キョンと酷似しています。注意を』 「なるほどね……ヴィヴィオちゃんの怯えようはそのせいか」 地面に座り込んだまま震え続けるヴィヴィオをちらりと見ながら朝倉はそう呟く。 恐らくあの異形の鎧姿を見て涼宮ハルヒが死んだ時の事を思い出してしまったのだろう。 軽くトラウマになっているのかもしれない――そう朝倉は分析した。 震えるヴィヴィオを庇う様に一歩前に出ながらキョンかもしれない異形の男に声をかける。 「あなたはキョン君……なのかしら?」 「ズーマだ」 朝倉の質問に黄色い生体装甲を装着した男――ズーマが静かに答えた。 「あら、残念。人違いだったみたいね。……それで私たちになんの用かしら?」 「殺せという依頼があった。故に殺す」 「依頼? それってまさか――」 驚くこちらの言葉を遮り、ズーマが無造作に接近してきた。 朝倉は座り込むヴィヴィオの襟を左手で引っ掴み、そのまま後へと跳ぶ。 跳びながら一瞬でクロスミラージュの非殺傷モードを解除し、ズーマヘと魔力弾を撃つ。 殺すと宣言している相手に手加減をする義理は流石にない。 だが、当らない。 驚異的なスピードで避けられてしまったのだ。 続けて数発連射するが、それもほとんど避けられて辛うじて一発が掠った程度。 そして気付くと接近を許していた。 「ぐ……うっ!」 飛び退く間もなく、蹴りを喰らっていた。 まるでボールのような勢いで吹き飛ばされる朝倉とヴィヴィオ。 そのまま十メートルほど空中を滑空し、燃える民家の壁を突き破ってようやく止まった。 『Ms.朝倉!?』 「大丈夫、傷は浅いわ……でも」 バリアジャケットのお陰か、なんとか致命傷は避けられた。 だがヴィヴィオは今の衝撃で――いや、もしくは恐怖のあまりか――完全に気絶していた。 朝倉はそれを見ながらしばし考えこんでから、口を開く。 「どうもヴィヴィオちゃんを庇いながら倒せる相手じゃ無さそうね……クロスミラージュ、移動系の魔法はない?」 『現在の魔力量で可能なのはアンカーショットぐらいです』 「アンカーショット?」 『はい。アンカーを対象に打ち込み、それを巻き取って移動する魔法です』 「うん、じゃあそれお願い。逃げるわよ」 『了解。銃口を目標に向けてください』 そう告げるクロスミラージュの電子音に従い朝倉はしっかりとヴィヴィオ背負いながら、隣家の屋根へとクロスミラージュの銃口を向ける。 ドシュ、と魔力で出来たアンカーが射出されると同時に燃える家屋内にズーマが突入してきた。 平然と動いているこちらを見て、すかさず額からビームを放つが、僅かに遅い。 その時には朝倉達はすでに空中。 魔力で出来たワイヤーに巻き上げられ、朝倉とヴィヴィオの身体は勢いよく空を飛んでいた。 屋根の上に着地すると同時に朝倉は後ろを振り向きもせずに南へ――火災が続く町の中心部へと駆け出した。 制限された肉体で出せる限界近い速度で炎と煙の中を突き進みながら、クロスミラージュに尋ねる。 「クロスミラージュ、ズーマは追ってきてる?」 『はい。しかしMs.朝倉、この方向は町の中心部へと出てしまいますが、宜しいのでしょうか?』 「ええ……私の想像通りならこの先にあるものを使えば一石二鳥。ヴィヴィオちゃんを母親に合わせられるし、あいつからも逃げる事が出来るはずよ」 『それは一体?』 「キン肉マンやゼロスさんがワープしたでしょう? 恐らくなのはさん達もあんなふうにワープしたんだと思うのよね。 あの時の彼らの態度といい、何度でも使える転送機……彼らが消失した地点にはそんな装置があるかもしれないわ」 『かも、ですか』 「どっちみち大した距離じゃなし、すぐにはっきりするはずよ」 そんな会話をしながらも瓦礫の山をアンカーで飛び越え、燃える民家の屋根から道路へと飛び移り、ひたすら先ほどなのは達が消失した地点へと駆け抜ける。 大体の場所しか判らないが、本当に転送装置があれば恐らくはその気配でわかる筈だと朝倉は考えた。 そして実際にその気配に朝倉は気付けた。 「どうやら、私の考えは間違ってなかったみたいよ」 クロスミラージュにそう告げながら朝倉は一軒の家に飛び込む。 火が回っているその家に入るとすぐにおかしなモノに気付く。 そう、火災の影響をまったく受けていない不思議な部屋の存在に。 その部屋に足を踏み入れた瞬間、理解する。この黒塗りの部屋が長門の情報制御下にある事を。 そして火災の影響をまったく受けていない床が――床に描かれた白い模様が光りだした。 『警告! Ms.朝倉、避けて――』 「えっ?」 突然のクロスミラージュの警告に、朝倉はわけもわからず咄嗟に横に跳んだ。 ザン、と。 先ほどまでいた空間をズーマの腕のブレードが切り裂いていた。 そう、ズーマ。 黄色い生体鎧の男がいつの間にかその場に現れていたのだ。 そして再度振るわれたその刃を朝倉はクロスミラージュで受け止める。 その衝撃でギギギ、と頑丈な軍用デバイスが軋みを上げる。 「これって……!」 驚愕の声をあげながら朝倉は遅まきながら気付く。 ズーマの腕のブレードがただの刃ではないと言う事に。 そして――気付くのが少し遅かった。 その代償にギンッ、と甲高い音と共にクロスミラージュは高周波ブレードによって真っ二つに切り裂かれた。 「クロスミラー――」 その時になってようやく床の文様から黄色い光が噴き出し始める。 警戒したのか、それを見てズーマは飛び退きながら胸部装甲を開放する。 こちらごと文様を吹き飛ばそうとしたようだが――遅い。 沸きあがる黄色い光に呑み込まれ、朝倉とヴィヴィオ、そしてズーマは空間を転移した。 「っ……!」 ワープの衝撃で一瞬意識を失ったが、直後に起こった轟音と振動によって朝倉の意識は覚醒する。 重い頭を振りながら立ち上がり周囲を見回す――と。 目の前には観覧車があった。 「うそ……でしょ……」 思わず絶句する。 観覧車があった――というのは正確じゃない。 正確には観覧車がこちらに向かって落下してきたのだ! 一瞬、呆然としたがすぐに状況を把握し、朝倉はヴィヴィオを抱えたまま全力で後ろへと跳ぶ。 制限のせいか、その出力に身体が軋むが気にしていられない。 第一、落ちてくる観覧車から逃れるにはそれでもまだ足りない。 更に一歩、そしてもう一歩、十メートル、二十メートルと跳躍する。 そして観覧車が目の前に迫る中、最後の一歩でギリギリ観覧車の射程から離脱できた。 ズン、と重い地響きと観覧車の破片が飛び散る。 手で顔を庇いながら、朝倉はあまりのわけのわからなさに顔が引き攣っていた。 「なんだって観覧車が降って来るのよ……」 呆然と呟きながら観覧車が降ってきた辺りに視線を向ける。 と。観覧車の支柱らしきが何かが――例えばビーム兵器のようなものだろうか――で撃ち抜かれていた。 その破壊痕を追うと、お化け屋敷を貫き、メリーゴーランドを砕き、朝倉が気絶していた辺りへと続いていた。 それを見て朝倉はふと思いつく。これはもしかしてズーマがやったのではないか、と。 「クロスミラージュ、ズーマの反応は……」 と、自身の右手に話しかけてから朝倉は思い出した。 ……クロスミラージュが既に破壊されていた事を。 自身の服装を確認すると、いつの間にかバリアジャケットは消えていた。 そっと手を開くと、右手には握ったままだったクロスミラージュのグリップのみがあった。 何故か寂しいような気がして朝倉は知らず歯を食いしばる。 『Alert.5時方向に生命反応』 だからだろう。ヴィヴィオが持つバルティッシュの警告に反応が遅れた。 それでも咄嗟に振り向きながら横に跳ぶが、ヘッドビ―ムは朝倉の足を抉った。 「うくっ……!」 足から血が噴き出し、その衝撃で地面に転がる。 視線を動かすと観覧車の瓦礫の中からズーマが這い出してきたのが見えた。 何がどうなってるのかはわからないが、観覧車の下敷きになってすら生きていたのだ、ズーマは。 そしてズーマが再度ビームを放とうとした――その時。 「ドロロ、推参ッ!」 口元を白い布で覆った忍者のような青いカエルが上から降ってきた。 ☆ 父と盗賊たちの間で交渉が成立し、ラドックは開放された。 だが、その事件を境にラドックは変わった。 変わらないはずがない、愛する者が死んでいく様を見せ付けられて。 ラドックは誓った。妻を殺した盗賊を――そしてその裏にいる仇をこの手で必ず殺す、と。 そんな雲を掴むような復讐を胸に、ラドックは闇の世界へと足を踏み入れた。 ☆ 二人の少女を庇うように着地しながらドロロは匕首を構えながら、続けて叫ぶ。 「アサシン護法陣・閃光(レーザー)返し!!」 その瞬間、ドロロの前方に手裏剣型の方陣が現れる。 ヘッドビームはそれに直撃、その瞬間――ヘッドビームが反射した。 「がっ――!?」 反射してくるそれを流石に避けられなかったのかズーマのわき腹にビームが炸裂する。 爆風に煽られながらズーマは後退しながらドロロを睨む。 ドロロもズーマから視線を逸らさずに、静かに自身のうしろの二人に声をかける。 「もう大丈夫でござるよ」 「……私たちを助けてくれるの?」 意外そうな響きの声を聞いてドロロはちらりと振り向き、ヴィヴィオを抱いている朝倉に向かって笑ってみせた。 「子供を守るその姿を見れば、どちらに非があるかは一目瞭然でござる。さあ、ここは拙者に任せて早く安全なところへ!」 だがズーマがそんな隙を見逃す筈もない。 ドロロが視線を逸らした瞬間、高周波ブレードを振り上げながら神速で接近する。 しかし。 「黒妖陣(ブラスト・アッシュ)!」 突然響いた力ある言葉によって、ズーマの進路上に突然黒い何かが涌き出る。 ズーマは咄嗟に左へと跳んでそれを避けようとするが、流石にタイミングが悪すぎた。 回避しきれず、右腕がその黒い何かに触れた瞬間――ざあっ、とズーマの右腕が黒い塵と化す。 「ぬおっ……!」 ベアクローがカランと地面に落ちた。 命あるもの、意思あるものだけを塵と滅する黒魔術だ。 痛みを堪えながら再度距離を取り、ズーマはその声がした方を見やる。 そして物陰から――栗毛の少女が現れた。 「リナ殿……来てくれたか!」 「『虫の知らせが、助けねば!』……なんて言いながら飛び出していった時には本気で見捨てようかと思ったわよ? でもまさか本当に誰かが襲われていたなんてね」 それはズーマがその手で殺したいと思っていた人間だった。 ☆ 十年経った。 才能があったのだろう、ラドックはアサシン・オブ・アサシンとまで呼ばれるようになっていた。 しかし、十年近くかけてようやく掴んだ情報はラドックの希望を打ち砕くものだった。 かつて神聖樹のあった町、サイラーグごと仇の盗賊たちは全滅していたのだ。 そして同時にラドックは知った。 サイラーグが――仇が滅んだ原因を。 「リナ=インバース……!」 それが仇を死へと追いやった憎い標的の名だった。 ☆ 怨嗟が篭った声を聞いてリナは思わず尋ねてしまう。 「へ? ……あたしの事を知ってんの?」 見覚えはない――というか黄色い生物的な全身鎧を着ているので例え知りあいだったとしても判らなかっただろうが……。 ただ特徴から考えるに、恐らくこれが聞いていたガイバーという奴なのだろう……リナが思ったのはその程度だった。 そんなリナとドロロに向かって朝倉が警告をする。 「気をつけて、そのズーマという男は恐ろしく強いわよ」 「ズーマ? ……ってまさかこいつ、アサシン・ズーマなの!?」 思わずリナが聞き返す。 それに朝倉が答える前にズーマが口を挟む。 「手間が省けた……これでようやくお前を殺せる」 どことなく嬉しそうにズーマが呟く。そしてその声を聞いてリナは確信した。 嫌な事に聞き覚えがあったのだ、その声に。 ……間違いない、こいつはズーマだった。 「まさか、あんたまで居たなんてね……名簿には名前が載ってなかったはずだけど?」 「……気にする必要はない。ここで死ぬのだから」 リナの軽口にズーマは左のブレードを掲げ、跳びかかる。 その異常なまでの速度に咄嗟に反応できずにリナは内心悲鳴をあげる。 「そうはいかんでござる!」 だが、横からドロロが飛び出し匕首でズーマを吹き飛ばす。 ナイス、ドロロ君! リナは内心でそう喝采をあげながら飛び退き、呪文を唱え始める。 ちらりと視線を動かすと地面に倒れている朝倉は足に手を当て、その場から動こうとしない。 しばらく動けそうにない……それを確認して、リナは即決する。 そしてズーマを抑えていたドロロに向かって一方的に宣言した。 「ドロロ君、しばらくそいつの相手を任せたから!」 「リナ殿? 一体なにを――」 ドロロが疑問を投げかけるがリナは構わず呪文を解き放つ。 「風魔咆裂弾(ボム・ディ・ウィン)!」 力ある言葉に応えて風が炸裂する。 嵐のようにはじけた烈風に吹き飛ばされてズーマとついでにドロロが空を舞う。 「くっ!」 「り、リナ殿おおおーーー!?」 遥か彼方へと吹き飛んでいくドロロに向かってリナは気楽に手を振って言った。 「足止め頼むわねー……さて、と。あたしはリナ、リナ=インバース。さっきの青いカエルっぽいのがドロロくん」 地面に倒れている朝倉に駆け寄りながら、リナがそう自己紹介を始める。 それに対して頭を下げて感謝を伝え、朝倉も答える。 「助けてくれた事には感謝するわ。私は朝倉涼子、こっちはヴィヴォオちゃん」 「いまさら聞くのもなんだけど……あんた達、殺し合いに乗ってないわよね?」 「ええ。信じられないかしら?」 「まあ、殺し合いに乗ってる奴が子供を抱えてたりはしないでしょうし……とりあえず信じておきましょ。傷を見せて」 そういいながらリナは朝倉の足の傷を見やる。意外と傷は軽く、既に血も止まっていた。 回復魔法を使ったのかしら、などと考えながらリナは呪文を唱え始める。 「何をする気?」 訝しげに尋ねてくる朝倉の質問には答えず、リナは彼女の足の傷に手を当てながら呪文を解き放つ。 「治癒(リカバリィ)」 治癒力を促進して傷を癒す術だ。 見る見るうちに朝倉の傷が塞がり、とりあえず歩行に支障がない程度には回復した。 「これで歩けるでしょ……ズーマの相手はあたしたちがするからあなたはその子と一緒にどこかに隠れていて」 そう言いながらズーマの方へと駆け出そうとしたリナを朝倉が呼び止める。 「待って。私も行くわ」 「……戦えるの? それにその子はどうするつもりよ?」 「このまま背負っていくわ。流れ弾に当たったら困るしね。……それと私が戦えるかどうかはすぐに判ると思うわ」 微笑を浮かべながらそう告げる朝倉をみて、何処か胡散臭さを感じながらも結局リナは了承した。 人手はいくらあっても足りないぐらいなのだ。 「りょーかい。じゃあ、いくわよ!」 「ええ」 そして二人と気絶した一人はアサシンたちの死闘の場へと駆け出した。 ☆ 「うう、いくらなんでも無茶苦茶でござるよ……」 すたっと、危なげなく地面に着地しながらドロロが呻く。 おかしな話だが、ズーマの感想も似たような物だった。 まさか味方ごと魔法で吹き飛ばすとは無茶苦茶にも程がある……だが完全に不意を突かれた事も事実だ。 何しろ直撃を食らってしまったのだから。 ズーマは地面に着地すると同時に急いでリナ=インバースの元へと走り出そうと足を動かす。 だが。 「……退け」 「退けぬ」 ドロロが眼前に立ちふさがった。 多少の苛立ちと共にズーマはドロロに言い放つ。 「お前からは似た空気を感じる。アサシンがなぜ人を守ろうとする」 「お主こそ、何ゆえ殺そうとする? リナ殿に恨みがあるように感じられたが」 「……語る必要はあるまい。死に往く者には」 ズーマは会話の無駄を悟り、高周波ブレードをドロロに振り下ろす。 だが、眼力でブレードの威力を悟ったドロロは迂闊に匕首で受けずに、かわす事でその攻撃をいなす。 「ふん!」 「くっ……! せいや!」 だが、速さも、力も、技の冴えすらも、ズーマはドロロを圧倒していた。 防御に徹しているというのに、ドロロの身体には避けそこなったブレードによる傷が徐々に増えていく。 ガイバーの強化による実力の差が如実に出ているのだ。 忍者の歩法や分身などで幻惑して、辛うじて攻撃を避けているがこのままでは不味い。 ドロロの心に焦りが灯ったその時。 「冥壊屍(ゴズ・ヴ・ロー)! 」 乱入してきたリナが呪文を放った。 地面に当てたリナの手から黒い影がほとばしる。 直進してきた精神と肉体を喰らうその影を、ズーマは横に跳ぶことであっさりとかわした。 だが、それを見てリナは指をパチンと鳴らす。 「……!」 ズーマから動揺の気配が漏れる。 その瞬間、影がズーマを追って直角に曲がったのだ。 本来は真っ直ぐにしか進まない術だが、呪文の意味を完全に理解していればこういったアレンジもまた可能なのだ。 追尾してくる影と、ドロロの斬撃に一転、追いこまれながらもズーマは呪文を完成させた。 「虚霊障界(グーム・エオン)」 力ある言葉に誘われてズーマの周囲に黒い霧が噴き出す。 霧に触れた瞬間、影はあっさりと消滅――そして闇の霧が辺りから完全に光を奪った。 「またこれ!?」 リナが舌打ちする。 この闇の霧の中ではほとんどの魔法が無効化されてしまうのだ。 流石に魔法なしでズーマと接近戦をするほどリナは無謀ではなかった。 霧の効果範囲から抜け出そうと慌てて後ろに下がる。 と。 ――ギン、と何かがぶつかり合う音が響く。 「邪魔をするな……!」 「しない訳にはいかぬでござる! はァッ!」 闇の中、ズーマの呟きとドロロの叫びが響く。 そしてアサシン同士の闇を渡る戦いの音だけが辺りに鳴り響いた。 「この闇の中で戦っているの……?」 後ろから朝倉が呟く声が聞こえる。 「みたいね」 それに答えながらリナは闇を見つめる。 闇のせいで見えないが、リナに襲い掛かってきたズーマをドロロが迎撃してくれているのだろう……しかしこれでは迂闊に動けない。 下手に動けばアサシン同士の斬り合いに巻き込まれてあっさりと即死――なんて可能性すらあるからだ。 内心焦っていたリナに、朝倉が静かに囁きかけてきた。 「この霧…………魔力結合を阻害し無力化する空間を発生させているのかしら?」 「阻害? ええ、そうよ。……くっそー、せめてタリスマンがあればな~」 ぼやくリナに朝倉は納得したように頷くとそっと声を潜めて告げてきた。 「ふうん。……ねえ、魔法の準備をしておいて」 「まさか……これを何とか出来るの!?」 「制限されているから確実に、とはいえないけど……これだけ至近なら出来るかもしれないわ」 「かも……か。とはいえ他に手はないし……任せていいのね?」 「やれるだけやってみるわ」 そしてリナは呪文を、朝倉は高速言語を唱え始めた。 闇の中でズーマとドロロがぶつかり合う音に、二人の詠唱が重なる。 そして朝倉が静かに指を空に上げながら呟いた。 「情報連結解除、開始」 瞬間――朝倉の付近の闇の霧が光の粒子へと変じた。 そしてそれは徐々に広がり、数秒もしないうちに魔法を遮る闇の霧は文字通り――霧散した。 「なっ――!」 驚愕に一瞬動きが止まったズーマに向かって続いてリナも呪文を解き放つ。 「影縛り(シャドゥ・スナップ)!」 呪文と共に途中でパクった――もとい、拾ったベアークローをズーマに向かって投げる。 ザッ、とベアークローがズーマに――正確には夕日で長く伸びたズーマの影へと突き刺さる。 「ぐっ!」 その瞬間、ズーマの動きが凍ったように硬直する。 精神世界面(アストラル・サイド)から相手を拘束する術だ。 この術は陽が翳って影が消えただけで解けてしまうようなマヌケな欠点もあるが、力づくでは絶対に解けない。 術が成功した事を見て、リナが声をあげる。 「ドロロ君!」 「あい判った!」 闇の中の死闘でかなりの傷を負ったのか、ドロロは血塗れだった。 だが、闘志は微塵も衰えていない。 匕首を逆手に持ち、神速の速さでズーマへと接近し斬撃を放つ。 ……そして一瞬の交差の後、ドロロは匕首を鞘に収めながら静かに呟いた。 「零次元斬」 そう呟くと同時に、ズーマの身体が歪み、徐々にその姿が薄れていく。 「リナ=インバースーーー!」 次元の狭間へと落ちながらズーマは絶叫をあげる。 次元が歪んだ影響か、影縛り(シャドゥ・スナップ)の拘束が僅かに緩んだのか――動かないはずの腕を動かし、胸部装甲をめくった。 ズーマは最後のチャンスを自分を生かす為ではなく、標的を殺す事に使ったのだ。 そしてメガ・スマッシャーが放たれた。 胸部粒子砲を撃ち終えると同時にズーマは完全に次元の狭間へと呑み込まれていった。 それがアサシン・ズーマ――いや、復讐者ラドック=ランザードの最後だった。 ☆ あ、やばっ! あたしがそんな嫌な予感を感じたのは、影縛りで動けないはずのズーマが何故かこちらを振り向いて胸部から光を放つと同時だった。 咄嗟に横に跳ぼうとしながら……あたしは理解してしまった。 こりゃ避けられないわ、という事を。 死ぬだろうな、これ――そんな暢気な事を考えているうちに衝撃が来た。 「うげ!」 何故か横から。 ゴロゴロと地面の上を転がりながらあたしは見た。 竜族の閃光の息(レーザーブレス)のような光が付近の建物を消し飛ばしながら通り過ぎていくのを。 地面を転がったあたしに向かって朝倉が声をかけてくる。 「これで助けてもらった事と傷の治療の借りは返せたかしら?」 「ま、ね。助け方はともかくとして、助かったわアサクラ」 疲労の浮かんだ顔でそう言ってくるアサクラにあたしも苦笑しながら返す。 どうやら咄嗟にアサクラが蹴り飛ばしてくれたお陰で助かったみたいだった。 「リナ殿!」 ドロロ君が叫びながら駆け寄ってくるのが見える。 安心させるように手をパタパタと振ってあたしは起きあがって言った。 「あー、大丈夫、大丈夫……こっちは見ての通り何とか無事よ」 なんにせよ、とりあえず一段落着いたのだろう。 夕日の中、ズーマが消滅した地面を見つめながらあたしは嘆息した。 【ラドック=ランザード @スレイヤーズREVOLUTION 死亡確認】 【残り31人】 ※ラドック=ランザードの荷物も消滅しました。 【D-02 遊園地/一日目・夕方】 【リナ=インバース@スレイヤーズREVOLUTION】 【状態】精神的疲労(中) 【持ち物】ハサミ@涼宮ハルヒの憂鬱、パイプ椅子@キン肉マン、浴衣五十着、タオル百枚、 レリック@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 遊園地でがめた雑貨や食糧、ペンや紙など各種文房具、 デイパック、 基本セット一式、『華麗な 書物の 感謝祭』の本10冊、ベアークロー(右)(刃先がひとつ欠けている)@キン肉マンシリーズ 【思考】 0.殺し合いには乗らない。絶対に生き残る。 1.朝倉たちに対応してから遊園地のパソコンを調べ、晶達と連絡を取る。 2.当分はドロロと一緒に行動する。 3.ゼロスを警戒。でも状況次第では協力してやってもいい。 4.草壁サツキの事を調べる。 ※レリックの魔力を取り込み、精神回復ができるようになりました。 魔力を取り込むことで、どのような影響が出るかは不明です ※ガイバーの能力を知りました。 ※0号ガイバー、オメガマン(名前は知らない)、アプトム、ネオ・ゼクトールを危険人物と認識しました。 ※ゲンキ、ハムを味方になりうる人物と認識しました。 ※深町晶、スエゾー、小トトロをほぼ味方であると認識しました。 ※深町晶たちとの間に4個の合言葉を作り、記憶しています。 ※参加者が10の異世界から集められたと推測しています。 【ドロロ兵長@ケロロ軍曹】 【状態】切り傷によるダメージ(中)、疲労(大)、左眼球損傷、腹部にわずかな痛み、全身包帯 【持ち物】匕首@現実世界、魚(大量)、デイパック、基本セット一式、遊園地で集めた雑貨や食糧、 【思考】 0.殺し合いを止める。 1.朝倉たちに対応してから遊園地のパソコンを調べ、晶達と連絡を取る。 2.リナとともに行動し、一般人を保護する。 3.ケロロ小隊と合流する。 4.草壁サツキの事を調べる。 5.「KSK」という言葉の意味が気になる。 ※なのは世界の単語が車に関することだと思っていましたが、違うような気がしてきました。 ※ガイバーの能力を知りました。 ※0号ガイバー、オメガマン(名前は知らない)、アプトム、ネオ・ゼクトールを危険人物と認識しました。 ※ゲンキ、ハムを味方になりうる人物と認識しました。 ※深町晶、スエゾー、小トトロをほぼ味方であると認識しました。 ※深町晶たちとの間に4個の合言葉を作り、記憶しています。 ※参加者が10の異世界から集められたと推測しています。 【朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱】 【状態】疲労(特大) 、ダメージ(大) 【持ち物】鬼娘専用変身銃@ケロロ軍曹、小砂の首輪 メイド服@涼宮ハルヒ、ディパック(支給品一式)×2、新・夢成長促進銃@ケロロ軍曹、リチウムイオンバッテリー(11/12) 、クロスミラージュの銃把@リリカルなのはStrikerS 【思考】 0、ヴィヴィオを必ず守り抜く 1、リナたちと交渉する 2、キョンを殺す 3、長門有希を止める 4、古泉、みくる、サツキを捜すため北の施設(中学校・図書館・小学校の順)を回る。 5、基本的に殺し合いに乗らない。 6、ゼロスとスグルの行方が気がかり。 7、まともな服が欲しい。 8、できればゲーム脱出時、ハルヒの死体を回収したい。 9、ヴィヴィオの変化が気になる。 【備考】 ※長門有希が暴走していると考えています。 ※クロスミラージュを改変しました。元に戻せるかどうかは後の書き手さんにお任せします。 ※制限に気づきました。 肉体への情報改変は、傷を塞ぐ程度が限界のようです。 自分もそれに含まれると予測しています。 ※アスカが殺しあいに乗っていると認識。 ※クロスミラージュはグリップのみを残して銃身は切断されています。修復可能かどうかは次の書き手さんにお任せします。 【ヴィヴィオ@リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労(大)、魔力消費(中)、気絶中 【持ち物】バルディッシュ・アサルト(6/6)@リリカルなのはStrikerS、SOS団の腕章@涼宮ハルヒの憂鬱 【思考】 0、ママ……助けて……恐い…… 1.なのはママが心配、なんとか再開したい。 2、キョンを助けたい。 3、ハルヒの代わりに、SOS団をなんとかしたい。 4、スバル、ノーヴェをさがす。 5、スグルとゼロスの行方が気になる。 6、ゼロスが何となく怖い。 7、アスカお姉ちゃんが殺しあいに乗ったなんて…… 【備考】 ※ヴィヴィオの力の詳細は、次回以降の書き手にお任せします。 ※長門とタツヲは悪い人に操られていると思ってます。 ※キョンはガイバーになったことで操られたと思っています。 ※149話「そして私にできるコト」にて見た夢に影響を与えられている? ※アスカが殺しあいに乗っていると認識。 ※ガイバーの姿がトラウマになっているようです。 時系列順で読む Back この温泉には野生の参加者もはいってきます Next 笑って、笑って、君の笑顔が――― 投下順で読む Back この温泉には野生の参加者もはいってきます Next 本当の敵 Nord Stream Pipeline -Disaster- ラドック=ランザード(ズーマ) GAME OVER 朝倉涼子 遊園地に日は暮れる ヴィヴィオ Nord Stream Pipeline -on stream- リナ=インバース ドロロ兵長